🗓 2021年12月15日
テレビを見ていたら「オモウマい店」をやっていて、会津出身の頑固おやじ、されど人情一杯の店主が映し出されていた。埼玉県滑川町にあるという。店主は会津で公務員をやっていたが一念発奮して蕎麦屋を始めたという。「茂三郎」の店名は蕎麦屋を営んでいた祖父の名前だという。番組のADが真剣勝負の36番目の弟子だった。そばを食したお客さんの感想が出ていたが掛け値なしの満足ある食後感であった。関西で鉄工所を営んでいた御曹司が弟子入りしていた。家族を養うためにそば道を究めんとして弟子入りしていた。いわば背水の陣の構えである。
私が感激したのは、我が会津人が異郷の地で多くの人々を感激させていたことだ。戊辰戦争で敗北し薩長をいつまでも恨んでいても道は開けない。
祖父が使っていた包丁などそば道具を叔父から分けてもらい、「ようやく叔父に認めてもらえた。」と道具を車で運ぶシーンは胸を打たれた。山川健次郎も偉かったが会津の後輩も十分に頑張っていますよ。
(文責:岩澤信千代)