🗓 2021年12月13日
叔母の葬儀で久しぶりに上京した。子供が住む新横浜から桐ケ谷斎場まで移動したのだが、会う人ことごとくマスク着用していたのには驚いた。新横浜を拠点として横浜桜木町他を周遊したのだが誰一人としてマスクをしていない人に会わなかった。マスク着用率100%である。コロナ感染者0が続く福島県に住む私には異様にも感じられたが、東京都・神奈川県に住む人のの感染対策の徹底には驚いた。手洗い・うがい・マスクなど基本的な感染対策がコロナ感染者の減少に結び付いているのだろう。ヨーロッパ諸国の映像を見るとマスクをしていない人々が映し出されているのと比較するとわが日本人の規律正しさが浮かび上がってくる。
ウイルスは生命体ではないのでヒトの細胞にDNAを移転して増殖するという。そのDNA移転の際ミスが出て自滅するという。日本ではそのDNA移転過程において自滅して感染者が減少しているとすれば最近の感染者数減少は喜ばしいことになるのであるが。
毎年12月第1日曜日の早明戦ラグビー観戦に行っているのだがコロナ禍の為チケット入手が出来なくてここ2年間は上京していなかった。2年経つと都会の状況は様変わりだ。東急東横線から埼玉県の志木まで直通電車が走っている。前には渋谷に出てから池袋まで行きそこから東武東上線に乗り換えていた。20年前に購入した新横浜のマンションは駅から徒歩7分の距離にあるが、20年前は駅近とはいえ、かなり空き地もあったものだが今は立錐の余地もなく建物が建っている。新横浜周辺の変貌は目を見張るものがある。近いうちに相鉄線も乗り入れるという。運転免許の更新には横浜で相模鉄道に乗り換えて二俣川下車であったが直通で行けるとは。
地方の変貌と都市部の変貌のスピードの速さの相違は驚くほどだ。限界集落に向かう交通量の少ない老朽化する橋の修復とか日本のインフラは将来の資金手当てが要求される。人が住んでないのに橋を修繕する必要があるのか。数人の為に道路・橋修繕の予算を使うのか。否応なく行政判断が求められる場面が日本では増えてくる。一人っ子政策のひずみが少子高齢化の中国でも問題になっている。岸田内閣の「新資本主義」の内容が見えてこない。コロナもさることながら日本の展望が見えてこない。テレビ番組「日本沈没」の視聴率はそれを国民が感じ取っているのだろう。主役の官僚や政治家の勇気ある行動が現実の政治家・官僚に見えてこない。政治家の助成金不正受給が話題になっているようではこれからの日本の将来が不安だ。
それとは別に日大の田中前理事長の「永久追放」が実現するかこれもまた時が解決する問題ではある。理事だった加藤学長も不正を見逃していたわけであるから同罪ともいえる。業務から田中前理事長を永久追放したのちに、理事として在任していた加藤学長も責任の一端があるわけであるから、問題処理後新しい清廉潔白なリーダーに替わったときが今回の日大不祥事が解決したと言えるのだろう。田中前理事長の校友会会長の職も解任しなければならないし、今後の進捗状況が重要である。
(文責:岩澤信千代)