🗓 2021年12月22日
アベノマスクを今期末までに廃棄するようだ。在庫品の15%が不良品だという。施設や個人に無料配布する話もあったが断念するようだ。配送費もかさむことことを考えると方法はそれしかないのかもしれない。もし配布となれば保管費削減の為、私も個人で申し込もうと考えていたのだが・・。
アベノマスク配布を発表する時の安倍前首相の得意満面の会見が繰り返し報道されている。「このマスクは洗って何度でも使える・・・・」情けない政治家だ。新型コロナの恐怖におびえる国民向けにスタンドプレーをしたかったのだろう。内閣府や所管官庁の官僚の意見をとりいれたのだろうが、この国費無駄遣いの責任を取るものがいない。裁判をしようとしても責任の所在が不明瞭なので誰を訴えてよいのかわからない。
アベノマスクは本当に愚策であった。最大派閥を率いる安倍前首相にキングメーカー気取りを絶対に許してはいけない。安倍前首相の郷土の英雄吉田松陰のいう「大和魂」とは雲泥の差の所業であった。単純な計算をするプロセスを怠った。効果に対する費用を考えなかった重層的な人為的ミスである。
それと問題なのは不良品を国に納入した業者の処罰だ。不正をしたものが利益を得てのうのうとしているのは良くない。納入業者は特定できるだろう。何故、国は損害賠償を求めないのだ?
マスクが不良品でないかどうか検査するのも多大な費用(税金)を浪費しているのだよ。だから15%が不良品だったと発表できるのだよ。
アベノマスク廃棄は「臭いものに蓋をする」最大の方便であることを国民誰もが知っている。
(文責:岩澤信千代)