🗓 2022年02月14日

今日の朝、郵便局に行った。単に郵便物を頼みに行ったのだが、帰り際女性局員が何気なく渡してくれた。何かと思ったらチョコレート一つ入った小さな袋である。北京オリンピックのメダルしか頭になかった私だが、今日がバレンタインであったことに気が付いた。

昼食が終わってから女房が袋に入ったウイスキーボンボンを持ってきた。

え、ウイスキーボンボン?

一週間ほど前に高校時代の同級生H君と世間話をしていた時に出てきたチョコレートの名前である。我々は互いに宮仕えをしていた時にバブルを経験した。お互いに当時のことを話していた。私は焼肉と寿司とかイタリア料理など仕事が終わった後食べに行って、食い終わるのはいつも夜の11時過ぎである。「おいしいものはもういいから、睡眠時間をくれ。」と部下に言われたことなどを話していた。彼は埼玉県春日部から渋谷まで通っていた。間違いなく帰宅は午前様である。

当時は2件くらいスナックをはしごすると会社の義理チョコを合わせて一晩で10個以上のチョコが集まったもので、女房はいつもそれを待ち構えていた。

H君も例外にもれず、宮仕えの時は大いに飲みまくったらしい。泥酔して汽車を乗過ごし、仙台のホテルにも何度も泊まったらしい。翌日出社するために仙台駅に向かおうとしたところ、ホテルから駅があまりに近くて、タクシーの運転手に怒られたそうである。仙台駅の至近のホテルに泊まったのだが泥酔していて現在地不明だったらしい。

H君はあまりにも不摂生な生活を送ったので今は酒が一滴も飲めない体になったという。先日、H君は女房が食べていたウイスキーボンボンを一個食べたら七転八倒の苦しみに直面し、改めて体が酒を受け付けなくなったことを自覚したとの事であった。大笑いしたところであったが、今日私が女房からもらったのはまさにウイスキーボンボンであったので、何か偶然性を感じた次第である。私もバブル時に不摂生をしたが、今でも毎日500mlの缶ビールを飲んでるし、ウイスキーボンボンもおいしく食べている。ありがたいことである。そして、福島市在住のH君は酒の飲めない体になり果てたが、新島八重顕彰会の有力な応援団である。

(文責:岩澤信千代)