🗓 2022年02月24日
ウクライナも首都キエフで中継中の外人記者が近くで爆発音が聞こえたということで、ヘルメットと防弾チョッキを着用する映像が流れた。そのニュースが伝えられるやと東京市場の株価は下げ足を早めた。ロシア軍が駐屯するベラルーシ国境からキエフまではわずか100k、車で2時間の距離である。我々がレジャーで訪問するような至近距離である。
まったく予断を許さない状況である。何をしでかすかわからないトランプ大統領より、高齢でアフガン撤退にしくじったバイデン大統領の方がプーチンにとっては与しやすいのだろう。アメリカ国民の多数はウクライナへの深入りを望んでいないという。まだウクライナはNATO加盟国でないので、米国軍がウクライナに直接進駐してロシアと直接対決するのが難しいらしい。その為米軍が派遣されているのは周辺のNATO加盟国である。ウクライナには直接派遣していない。すなわち米軍がロシア軍と直接対決できない法律的な縛りがあるのだ。米軍が超法規的にロシアと対決するのか、その向こうには核戦争までの危険が伴う。
ウクライナ紛争は、たかが地域戦争されど世界戦争の危険があるのだ。「猿の惑星」の最終シーンが迫っている。愚かな核戦争の後に残るのは廃墟となった地球である。
(文責:岩澤信千代)