🗓 2022年03月18日
ロシア兵7人が食料品店に押し入り略奪している映像と傍受されたロシア兵とその妻が通信する内容が公開された。ロシア兵の妻はマクドナルドの閉店と無事に帰って来てくれるよう願う内容である。
そのロシア兵は上部の命令で、同じく家庭の平和を願うウクライナ人の女性と子供に向かって砲弾を撃ち込んでいる。ウクライナ人が地下壕に1000人以上退避しているマリウポリの劇場が爆破され130人が救出された。残りの870人はどうなった。数百人が安否不明である。
ロシア兵個人個人はウクライナ人の殺傷を望んでいない。殺傷を命じているのは戦争犯罪人であるプーチンのみである。大義なき戦争の現実だ。いつものごとく劇場の爆破はウクライナの過激派がやったとロシアは主張している。
停戦の合意内容が明らかになりつつある。ウクライナは外国製の武器を持たないとある。ジャベリンもウクライナは放棄するのか?3.4項目を見たがウクライナがかなり譲歩した内容だ。ロシア側の原案だそうだ。中立国は入っているが非武装化は入っていない。
ウクライナ選手団は冬季北京オリンピックで29個のメダルを勝ち獲った。中国に次ぐ2位の成績だ。出場したオリンピック選手全てが祖国に帰るという。これもまた単純に理解できないことだ。普通ならば身の安全を考えてそのまま、他国に留まるのが賢明と思うのだが。他国の国旗を背負って出場もできるのに。著名なロシア人バレリーナはボリショイから他国のバレー団に転じている。
この戦争でコサックの子孫であるウクライナ人が勇猛果敢な国民であることを世界に証明した。停戦条件のアメリカ・英国・トルコがウクライナの安全を保障するとあるが方法論が難しい。プーチンとゼレンスキー両大統領がトルコで会談する話も出てきている。停戦交渉はプーチンのキエフ陥落の時間稼ぎとも考えられていて予断を許さない。
16日のロシア国債の利払い不能にはプーチンは焦った形跡がある。ひょっとしたらプーチンは経済音痴なのではないのか。戦費1日2兆円、国債のデフォルトは、単純に彼は計算できなかったのではないかと思われる。裸の王様で教えてあげる部下も周りにいなかったのではないか。
米国士官学校の戦術家は、首都攻略には攻める方は守る側の5倍の兵力が必要だという。ウクライナ防衛軍は5万人なのでロシア軍は25万人必要ということである。だからシリアへ傭兵の募集をしていたのか。これにはシリアのアサド大統領も政府軍からも応募があるので自軍の軍隊の弱体化につながるのでアサドも焦っているらしい。
ロシア軍が生物兵器や戦術核を使用した場合は、米国・NATOの戦争突入のデッドラインになるのではないか。その時は歴史あるクレムリン宮殿が爆破される可能性も出てくる。ウラル山脈のふもとに潜んでいるプーチンよ。心せよ。
(文責:岩澤信千代)