🗓 2022年03月26日
かつて、憲法の規定によりプーチンが大統領から首相になり、メドベージェフがが傀儡の大統領になった期間がある。それで曲がりなりにも経験があるので、プーチン追放後、次期政権にメドベージェフをと考えていたが、それは無残にも幻想であることに気が付いた。マスコミにも出ないのでどうしたんだろうと思っていたのだが、偶然にテレビに映し出されたのである。大統領直属のロシア連邦安全保障会議の副議長であった。しっかりプーチン帝国に組み込まれていたのである。それも現役大統領の時の精悍な顔ではなく、悪代官と結託して悪事を働く越後屋のようなむくんだ顔になっていた。この人物ではロシアの更生は無理だ。
もう一つ期待したのだはショイグ国防相であったが、11日以来、公に顔を出していない。安全保障会議では1分間だけ写真が載った。すでにプーチンに罷免されたか追放されたとの噂がある。プーチンが核使用の準備態勢を指示したときにショイグが目を伏せた時の姿を見てまだ良心が残っているなと思った。だからクーデターを起こしてプーチンを打倒してくれると期待した。ウクライナ侵攻がうまくいかなかったので、責任を取らされたという噂もある。ミャンマーやタイのクーデターは軍司令官が首謀者と決まっているのだがプーチンのガードは固い。ビンラデインやフセインのように米国諜報部隊がプーチンを探し出して抹殺するのは難しいようだ。
ロシア国内の自浄作用しか戦争を止めることができないと感じているのだが、暗殺を恐れる独裁者を絞首刑にするのは難しいようだ。
化学兵器や核兵器使用が心配されているが、第3次世界大戦を恐れるあまりNATO軍のウクライナ派兵をバイデンは否定し続けているが、我慢の限界に近づきあるのではないか。持久戦は戦うものすべてにとって傷の深いものである。今回のウクライナ侵略戦争では、世界の多くの国の人々が食料・物価高に苦しめられている。プーチンよ無益な人殺しを今すぐやめよ。戦争は勝者を生まない。ロシア国内の戦死者と家族のことを考えよ。これ以上ウクライナの無辜な人々を傷つけるな。
(文責:岩澤信千代)