🗓 2022年04月04日

4月4日のテレビ番組でウクライナ侵略戦争は5月9日に終結するだろうと各社一斉に報じた。根拠はその日がソ連がナチスヒットラーを破った日でロシアの戦勝記念日だからというのである。ウクライナ東部を重点攻撃をしてドンバス地方の親ロシア派を守ったというプーチンの自己満足を期待してのことである。

停戦は報道で伝えるより困難なのではと思う。5月9日を過ぎてウクライナが戦えばロシアは戦費も枯渇し、西側の制裁により国民生活は苦しくなり、プーチンの支持率80%にも限りが見えてくるのではないか。

夕方になりキーㇷ州を撤退したロシア軍が残した爪痕も報道された。後ろ手に縛られて銃殺された民間人の遺体が首都キーㇷの近郊ボチャの路傍に残されていた。人口3万に内の300名の遺体があったようだ。恐怖で動くもの、例えば犬・猫にも銃を乱射したという。遺体を埋葬しようとして動かすと爆弾が破裂するようにしかけられているとか、撤去した後に地雷が至る所に仕掛けられているとか非道極まりないロシア軍の行為がさらけ出されている。まさに戦争犯罪である。チィチエン軍とか傭兵が加わっているともいわれる。民家に押し入り略奪三昧だったともいう。西側は新たな制裁を科す予定だ。

戦争は狂気を伴うものであるが、一人の半病人に牛耳られた軍隊の非情さは到底許されるものではない。

林外相がポーランド視察により避難希望者を20人政府専用機で連れてくるという。20人?少なくないか?

それも予備機に載せてくるという。林外相の乗っている飛行機には誰も乗せないのか。日本政府が国際貢献をしているという単なるアリバイ証明ではないか。もっと大胆な決断ができる政治家はいなかったのか。

(文責:岩澤信千代)