🗓 2022年04月07日

人間は体力がなくなると弱い部分に例えば歯とかが痛んでくる。世界経済もそうだ。経済力のない弱い国にしわ寄せが出てくる。

ロシアの正義なきウクライナ侵攻は、それと同じだ。南米のペルーでは燃料が上がるし食料品は高騰し国民生活が窮乏に陥った。デモが大規模化し反発する国民に非常事態宣言で外出禁止を命じたが、それが却って国民の怒りに油を注ぐ結果になり、2.3日で非常事態宣言を撤回した。スリランカも同様で国民のデモが先鋭化している。モルドバでは270万の人口なのにウクライナ難民が40万人も殺到し国家財政が成り立たなくなっている。

遠い国の出来事のようだが台湾進攻があれば我が国も同様の混乱になる。ウクライナ国民と違い我々日本人は70年余平和ボケの中にいて祖国のために戦うことなどできようか。海国の我々はいずれにしても、船で脱出するしかないから難民になるのも容易ではない。今日本ができる世界貢献をせねばならない。敵基地攻撃や防衛予算の増額など待ったなしで結論を出していかねばならない。極論は核武装も視野に入る。6月14日の講演会の講師である渡部恒雄氏と話した。米中ロを語らずしてウクライナ戦争を理解できないということであった。講演会が楽しみである。われわれの処すべき指針のヒントが隠されているのではないか。

追加:すっかり忘れていた「アパカレー」が昼食に出てきた。時間が経ち感動は薄れたが郵便局員の言う通り美味であった。

(文責:岩澤信千代)