🗓 2022年04月19日

ロシアが兵員不足を補うために地下鉄などで張り紙をして兵隊の募集をかけているという。何とその条件たるや1か月45000円~80000円だそうだ。職種は迫撃砲手だという。促成栽培で前線に送られ死体となるかもしれないのに何と薄給なのだろう。さすがに募集に応じるロシア人は少ないようだ。

一方でシリアの傭兵は1か月2000ドル(約25万円)だそうだ。こちらは、シリアの年収と比較して好条件なので妻子を養うために応募するものも多いという。

人の命は地球より重いとよく言うが、ロシアの人の命は日本の血統書付きのペットとより安いとは。何かが狂っているのだが、世界のリーダーはプーチンを止められない。経済制裁が効いてくれば間違いなく戦費一日3兆円のロシアが戦争継続は難しい。国家中枢にいたこともあるロシア人自らが、西側がロシアの資源を100%輸入しなければ、ロシアは戦争を遂行できなくなり暴走を止められると言っている。

現在の経済制裁は間違いなく効き目はあるだろうがいかんせん時間がかかる。それまでに何万人のウクライナ国民の血を流し続けなければならないのか。一方でロシア人の兵士にも家族がいる。彼らの戦死者も増える。クリミア併合から8年もプーチンの悲鳴を無視してきた、米国を含めた西側諸国の無為無策を原因だとする人が今日私の事務所を訪れ持論を述べて帰っていった。プーチンの悲鳴とはソビエト連邦崩壊のトラウマである。

(文責:岩澤信千代)