🗓 2022年08月13日
2022年8月13日付日経新聞の見出しである。旧内閣の7名の閣僚を排除したが、新たに任命した7名の閣僚が旧統一教会と接点を持っていた。それに加え発表された副大臣・政務官54名の内少なくとも19名が何らかの関連があったと表明した。いわゆる芋づる式に自民党の議員には旧統一教会の息がかかっていた。最近の官邸の発言を総括すると霊感商法など旧統一協会の活動は反社会的勢力とみなしているように見える。
安倍元首相の狙撃事件は国政を震動させるには十分であり家庭崩壊を動機とした犯人の行為は、それなりに波及効果を生んでいる。
9月に予定していた改造内閣は、身体検査を怠ったために「早い収束が早い恥部の公開」につながっているのは、岸田首相もさぞ困惑しているだろう。首相自身は潔白のようにふるまっているが、自分の事務所は良く調べたのか?
パーテイ券なぞ買ってもらっていなかったのか?秘書が関連団体のイベントに出席していなかったのか?
内閣改造を急いだのは旧統一教会との自民党の関りを早めに収束させたかったのだろうが、逆に火に油を注いだようである。ひょっとしたら、岸田首相には軍師に相当する人材が周りにいないのではと危惧する。
河野太郎消費者担当大臣が早くも行動を開始しているが、難問突破大臣として評価を高めることができるかに期待したい。秋田県のミサイル迎撃オフショアシステムを何ら事前の根回しもなく撤回した汚名挽回が図れるだろうか。
派閥バランス優先の岸田内閣が、黄金の3年間に日本国の難問を解決できるのか?国民の過半数が反対している安倍晋三の国葬の日前後の世論調査を注視しなくてはならないだろう。私はモリカケ事件、桜を見る会などの行為、それから長州出身でもあるし安倍晋三を評価しない。同じく長州出身の林外務大臣は米国の大学に留学し英会語も堪能である。それにしても総理大臣候補が長州はよく出てくるものだ。わが福島県選出議員にキャリア・能力とも優れた人材が出ないことが寂しい。大臣に就任し、国会答弁が稚拙なために有権者から見放され退場する議員ばかりでは150年前の戊辰の仇はとれない。
付けたしではあるが日本時間10日に米国大リーグエンゼルス大谷翔平がベーブルース以来の「二桁勝利&二桁本塁打を104年ぶりに達成した。このビッグニュースがなければ国民の不満は行き場を失ないかねないところだったよ。岸田さん。
(文責:岩澤信千代)