🗓 2022年11月21日

寺田総務相がようやく更迭された。遅きに失した。その後も不正が明るみに出てきている。20代で税務署長を務めた東大卒元大蔵省のキャリアである。

それなのに自分の妻が代表を務める政治団体「以正会」の経理がめちゃくちゃである。週刊誌を読むと確信犯に近い。

数年にわたり政治団体の人件費3000万が源泉徴収されていないという。給与を払ったものは源泉徴収して国庫に税金を支払う義務がある。地元の秘書などに給与を払っていたらしいが、ほとんどは無税である。

これは確信犯だろう。大臣を辞めても国賊的な行為の代償は追及されてしかるべきだ。

旧統一教会に絡む救済法案も内容を聞いているとハチャメチャである。第一に責任を負うのは宗教法人だというが、実態は献金は法人宛てではなく教会長個人などに支払われる形態になっているらしい。

土地建物は救済案件に入っているが田畑は入っていないという。テレビには高齢の母親が広大なリンゴ畑を献金したという娘が出ていたが取り返すすべがなく途方に暮れている映像が映し出された。

マインドコントロールは定義できないと政府が言っているが、実効性のある法律を作れるのだろうか?

文化庁が質問権を行使するのだろうが解散命令を出せるのだろうか?出されたとしても憲法の「信教の自由」との兼ね合いで司法判断のハードルもかなり高い。

いずれにしても、岸田内閣は1か月で3人の大臣を更迭した。退陣も秒読みに入ってきたのではないか。

但し、火中の栗を拾うか最高権力者の地位を求めるか、総理大臣の後継者を狙っている人たちもずいぶん悩ましいだろう。来年のサミットの会場を広島に決定されているが議長国が日本であることは間違いないが、議長は岸田文雄ではないかもしれないよ。

(文責:岩澤信千代)