🗓 2022年11月24日

今日朝起きたらテレビはワールドカップサッカー一色でドイツを破ったことの報道を各局とも一斉に報じていた。こうしている時間もウクライナでは人命が失われている。

映像で見るゼレンスキーの目は獲物を狙う豹の目である。ロシアに妥協しないぞという気迫満面である。裸で演じた喜劇役者とは全く違う。

高安も優勝経験なしで大関になった。今場所は優勝を狙える気迫十分だ。二人ともおかれた環境で敢然と戦っている姿は多くの人を勇気づける。当然ワールドカップのイレブンも応援する人々の声援に応えようとしているの共通している。

話は変わるが最近睡眠薬代わりに「諸葛孔明の兵法」(高畠穣著)を読んでいて、あれ?岸田総理の立ち位置ではないかと思う章にぶち当たった。【「腹心」なきトップは「夜道を手探りで歩く」に似る】・・・それ将たる者には、必ず腹心、耳目、爪牙(そうが)あり。耳目とは密偵し補佐するものであり爪牙とは手足になって助ける者のことである。官房長官、自民党幹事長、国対委員長がその立場だろうが岸田官邸・党に該当する人物が見当たらない。第4派閥の岸田首相は周りをキョロキョロ見ながら右往左往しているように見える。最近も茂木幹事長と会見したようであるが、安倍晋三の菅官房長官のように危機管理が全くできていない。次は秋葉復興相の更迭だろう。秋葉大臣は身内の脱税の手法が稚拙すぎるのと言葉の使い方が、人を食ったような山際元大臣の発言より数段劣る。

大体復興大臣を被災地出身という単純な理由で選択してきたのが間違いの元である。福島県選出で実力不足でなまじっか法務大臣になったばかりに政治家を引退をさせられそうな人もいる。年齢からして政界復帰はほぼ絶望的だろう。

ウクライナ戦争とワールドカップを同じ土俵にするのは無謀な話であるが、九州場所若隆景の二桁勝利をただひたすら待つしかないか。

ちなみに「泣いて馬謖を斬った」のは諸葛孔明である。諸葛孔明は動くなという指示を出したが馬謖は抜け駆けで山の上に上ってしまい全軍が大敗北してしまった。それで勇猛果敢な馬謖を軍律に照らして斬殺しなければならなかったのである。馬謖には正平という有能な参謀がいたがその諌言を全く聞かなかった。

(文責:岩澤信千代)