🗓 2023年01月22日

ネットではプーチンが癌で余命僅かであり、後継者はワグネルの創立者プリゴジンだなどと物騒な予想がまかりとおっている。米国はワグネルを国際犯罪組織へ指定したが、ロシアでは法律で傭兵をみとめていない。それは表向きでもはやプーチンの必要不可欠な軍事戦力となっている。調べて見ればウクライナ戦争にワグネルは5万人の兵士を投入しているという。内訳は契約兵は1万人、4万人は囚人だという。

囚人募集の条件は「6ヶ月間、戦闘(または地雷除去)に参加した後の恩赦」「月給20万ルーブルの支給」「文書、バッジ、IDは発行されない」「遺体は家族に返さない」だという。ワグネルには武器不足に不満を持っている戦闘員も多いらしい。プーチンの私兵ともいわれる。

平均給料は月56万円多い人は73万円だという。それに対し囚人の給料は極めて低いという。自由というエサで釣っている。

プリゴジンが刑務所で囚人をリクルートしている内容が漏れている。

今ずいぶん前に刊行された歴史読本を読んでいるが織田信長特集である。プーチンと織田信長がダブって見える。しかし、信長には謀反人明智光秀がいたが、プーチンの背後にそれらしき人物は見当たらない。一時大統領を肩代わりしたメドベージェフは忠良なプーチンの下僕に成り下がり、牙をむきそうな気配はない。

織田信長は明智光秀に殺されて天下統一は夢と消えたが、プーチンの死はロシアのカオスが予想される危険水域にあるのだ。プリゴジンは料理人であって政治家ではないからだ。

いま世界の耳目を集めているのはドイツの「レオパルト2」という最新戦車である。ヒトラーの亡霊を引き継ぐドイツ政府は決断を引き延ばした。Euには2000とも3000両ともいえるレオパルト2があるが、ドイツ政府の許可がないと自由にならないという。すでにポーランドとフインランドは供与してもよいと言ってるが、ドイツ政府の許可待ちである。メルケル首相だったらどうしただろうか?本当に悩ましい問題が次々と出てくるものだ。各国30両ずつ供出すればゼレンスキー大統領が求めている300両にはなるのだが・・・。

(文責:岩澤信千代)