🗓 2023年02月13日
我々は災害が起こると72時間経過後は生存率が限りなく0に近づくと思っている。がしかしどうだ。トルコ・シリア地震では140時間経過後でも続々と救出されている。残念ながらがれきの下から救い出されてもその後死亡することが多いというが。しかし、72時間後も救出活動をあきらめてはいけない教訓になった。被害者数は30000人を超え日本の東北大震災の死者数を上回った。トルコではエルドアン大統領の無為無策の地震対策に対する非難は出ているようだが、ちかじか行われる大統領選で失脚するかどうかは不明だ。おそらく再選されるのであろう。かつてオスマントルコ帝国は領土を広げたが、今はその面影はない。トルコの船が遭難したときに日本人は援助を惜しまなかった。それで日本に対するシンパシーは今もトルコ国民に残る。
テレビで銀行の口座と義援金を募る広告が出ているが、私もなにがしかの応援をしたい。エルドアン大統領が強権維持のために使用するお金かも知れないが、零下で過ごす避難民のことを考えるとそんなことを言っていられない。
P.Sその後200時間を過ぎて17,8歳の兄弟が救出された。人命は地球より重い。日本は東北大地震の復興の教訓を惜しげなくトルコ・シリアに向けてくれることを切に願う。現地に向かった医療チームの献身的な心を私は尊敬するばかりだ。
(文責:岩澤信千代)