🗓 2023年02月26日

今日の日経新聞を見ていてうまい事を言うなと感心した。言わずもがな岸田内閣の別称である。国会答弁は淀みなくこなしているが、「検討する」の乱発である。評価できたのは日銀総裁の人事くらいか。初めての学者出身の総裁であり、二人の副総裁も国際派であり国際的な対話が出来そうだ。文芸春秋や朝日新聞はフライング気味で雨宮副総裁だと予想していたが、辞退して収まった。記者会見を見ていると手堅いと感じられる。日銀はETFや国債を大量に抱えており、株主名簿の上位に日銀が顔を出す企業も数多くある。すなわちいびつな構造はどこかで是正しなければならない。

難題に取り組まないから敵もいないので無敵と言われるのだが、もう一つは次の総裁を狙う人材がいないからだ。安倍派は次期会長が決まらない。萩生田が一歩リードしている感じがするが安倍晋三の一周忌迄決めることができるであろうか。この難局に総理大臣になるのもかなりの負担であるから岸田首相に火だるまになっていてほしいという輩も多いのだろう。茂木幹事長は首相を狙える立場にあるが周囲の評判は極めて悪い。人間性に問題があるようだ。

それにしても、安倍総理の国葬、防衛費のGDP2%とか拙速に結論を出しているのもある。側近はLBGT問題で辞めさせられたり、安倍首相の時の経産省出身の今井尚哉みたいなまとめ役はいない。菅官房長官の役割を松野官房長官に求めても無理だ。岸田首相の秘書官の息子は公用車で土産物を買っっていたと報じられた。とばっちりを受けたのは岸田信夫元防衛省の息子信千世氏である。岸田息子のおかげで親の七光り候補とみなされ衆議院補選で当選するかもおぼつかなくなった。

ウクライナを訪問できるか岸田首相の目先の宿題もある。有事に弱い日本の未来を暗示しているようだ。敵基地攻撃を認めると言っても誰が命令を下すのだ。現行法でできるのか。安倍晋三の国葬も国民の代表である国会内の根回しがなくて批判を浴びた。敵基地攻撃するにも国会の同意が必要なのか?敵が攻撃してきたときの兆候はどこで判断するのだ?

話は変わるがここのところHPを見たと言って問い合わせがあった。野村佐兵衛の子孫の方から野村紀子さんと連絡を取りたいとのことで本人の了解を得て携帯番号を教えて差し上げた。聞くと二人の曽祖父が兄弟であった。思わぬ親戚探しに協力した形になった。HPの閲覧は30万回を突破したが色んな人に見ていただいている証左となった次第である。また野村佐兵衛を調べている大学教授が白虎隊記念館にきて野村さんと連絡を取りたいとのことで紀子さんの了解の上、研究室に電話して携帯番号を教えてあげた。京都守護職の筆頭公用人野村佐兵衛は有名なので調べている人も多いのだなと感心した。

(文責:岩澤信千代)