🗓 2023年04月15日
和歌山県の「雑賀崎漁港」で岸田首相が演説をしようとした時に爆発音が聞こえた。今回は近くにいた漁師さんが犯人をすぐ取り押さえ大事に至らなかった。映像を見るとマスクをしているのでよくわからないが不世出の天才将棋士とよく似ている。犯人はどこにでもいるということか。
反対意見の人を抹殺するというのは昔の2・26事件や血盟団事件と同じである。ただ現代では日本のリーダーは小粒になりすぎて暗殺しても意味がないことを犯罪者は知るべきである。小粒なリーダーが五万といるのでまたすぐに替わりが出てくる。事件から1時間半後岸田首相は和歌山駅前で街宣車から応援演説をした。心ならずも選挙民の同情を引き付けることができた。
今回の場合、前回の安倍晋三狙撃事件で統一教会があぶりだされて法改正まで進むほどの動機はないように見える。安倍晋三の時は統一教会の悪行があぶりだされる結果となったが、現代では意見の違う人の生命を圧殺されるのはなじまない。
日本はどうも犯罪が起こると模倣犯が現れる傾向があるが、いったん事件が起これば学習効果で警備の強化が図られる。贋金づくりと身代金要求事件はコストと実益が合わない犯罪とよく言われるが、暗殺も同じで割に合わない犯罪であると犯罪予備軍に強く訴えたい。
(文責:岩澤信千代)