2023年5月19日広島サミットが開催され、宮島の厳島神社訪問の様子などが映像に映し出された。

なかでも首脳が広島の原爆資料館を40分間にわたり見学し、原爆慰霊碑にそろって献花したことはすばらしい。被爆の地広島でサミットが開催されたことの意味は大きい。

映像を見ているとG７なのに9人が映し出されているので調べてみた。ミシェル欧州理事会常任議長、メローニ伊首相、トルドー加首相、マクロン仏大統領、岸田首相、バイデン米大統領、ショルグ独首相、スナク英首相。フォンデアライエン欧州委員長の面々であった。21日にはウクライナのゼレンスキー大統領やインド・韓国・ブラジルなど8か国が招待されアウトリッジ外交が展開されるという。

原爆資料館を出てきた首脳は一様に深刻な表情をしているように見えた。自国に帰ってから、どれほど核廃絶のアクションを起こしてくれるのだろうか。

いずれにしても、今回の広島サミットは歴史的な事件と言える。岸田首相が広島県出身だからこういう発想ができたのだろう。19日のNHKを見ていたら広島は前回も名乗りを上げていた。警備上の理由というだけで伊勢・志摩サミットを選んだのとは大違いで核廃絶の発信が強くできたことは本当に意義深い。今回は長崎にも足を延ばしてほしかったと長崎の無念さが伝わった。オバマ大統領が原爆資料館を覗いたのはわずか10分間だったらしい。

余談：若元春が6連勝ならず1敗してしまった。残念。大龍寺で若元春の優勝祝賀会をやろうと帰りのバスの中で豪語していたが、横綱照ノ富士に死角もないし、優勝はむずかしいのかなあ。国技館に優勝の写真を掲載することは本当に狭き門なのである。でも千秋楽まで応援し続けるぞ。優勝は無理でも大関になってくれるだろうという夢がある。先々場所9勝、先場所11勝、今場所13勝以上ならありうるぞ。

（文責：岩澤信千代）