🗓 2023年07月16日

安倍晋三会長亡き後の清話会の会長選びが混迷している。いまだに元会長の森喜朗が暗躍していて、五人組指導体制を提唱しているという。

5人組の中に参院議員の世耕 政隆が入っているが、彼は会長になるにはハードルが高い。なぜなら総理総裁は衆院議員であることが前提で、参院議員は総理大臣にはなれないからだ。だから、派閥の会長と自民党総裁候補の分離論が出てくる。萩生田氏を派閥会長にして西村氏を総裁候補にするなどのうわさが出てくるのだ。

下村副会長は5人指導体制に異を唱えているが、本音では自分が会長になりたいのだ。しかし、人望がなく派内の応援が少ないのが致命的である。

萩生田氏を安倍晋三をもっとも買っていたというが、統一教会問題で元タレント議員と深い関係を持って会合に出席したりしていたので脛に傷を持つ人物ということでまとまらない。

岸元首相から続く統一教会と安倍派のしがらみを絶つのは容易なことでは済まない。

宗教法人法の統一教会の解散命令が出るまでは、安倍派と統一教会の癒着の解決にはならないだろう。

最終的に100人の安倍派分裂になれば政界再編・自民党再編につながり流動的になるのは間違いなしだ。

そうなれば、麻生氏か菅氏か微笑む輩が出てくる。息子も制御できない岸田首相が力を持つなんておかしいけど、権力にすり寄るものが安倍派から現れるかもしれない。

いずれにしても会長を決められない安倍派にはこれからも注視する必要がありそうだ。

(文責:岩澤信千代)