🗓 2023年07月28日

「活躍して須賀川に恩返しをしたい。いずれは横綱として帰ってくる」須賀川市出身の高橋(24)が新十両になり、須賀川市役所を表敬訪問したときの言葉である。初土俵から所要8場所での十両昇進というスピード出世した逸材である。ウルトラマン以来の須賀川市のヒーローだ。ウルトラマンは空想のヒーローだが力士は現実のヒーローだ。3分間で赤ランプが点滅するウルトラマンと比べて大相撲の3分間はあっという間に決着がつく。がっぷり4つ相撲で3分間を越えれば館内は大いに沸きあがる。ウルトラマンも大相撲も3分間の勝負であることは似ているなあ。

福島市出身の大波3兄弟に続いて大相撲で期待の星が現れた。誠に喜ばしいことでますます大相撲から目が離せなくなった。

須賀川市出身でもう一人応援しなければならない人がいる。落語家の桂幸丸(ゆきまる)である。音読みにすると「こう〇〇」となり噺に入る前の導入部分で笑いを取っている。

何故この人物を知ったかというと、この前の研修旅行で浅草演芸場に行ってからだ。新島八重顕彰会で予約していたので木戸にいた係員にCDを買わされたからである。CDのタイトルは「幸丸流新島八重伝」である。帰ってきてから聞いたのだが新島八重のことをよく勉強してるなというのが第一印象であった。が、肝心の落ちが何なのか不明であった。八重礼賛の落語そのものであり、それなりに納得した。出囃子 は『 会津磐梯山 』であるのもいい。

4代目桂米丸の弟子だ。偶然にも米丸師匠と演芸場前で記念撮影をした。残念ながら時間の関係で幸丸さんの高座は聞けなかった。

いずれにしても、福島県出身の人々が活躍するのはうれしいことだ。

(文責:岩澤信千代)