🗓 2024年01月25日

自民党は、安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて辞任した世耕弘成前参院幹事長の後任に松山政司参院議員副会長(65)=岸田派=を、また野上浩太郎参院国対委員長=安倍派=の後任に石井準一参院議院運営委員長(66)=茂木派=をそれぞれ充てる方針を固めた。石井氏の後任には浅尾慶一郎参院政審会長代理(59)=麻生派=が就く予定。自民関係者が25日、明らかにした。

 安倍派を駆逐した後の岸田人事だ。結局茂木・麻生派の人材を使うしかないのでは。ということは主流3派を形成していた麻生・茂木派と決裂すれば政権運営ができないということの証明だ。派閥解散しないと言っている麻生・茂木と手を切れないということだ。刷新本部の結論も先が見えているなあ。期待できないということが。

派閥解散をしない麻生・茂木派に縋るしかなことを如実に示している。そんな中、小渕優子が茂木派離脱を申し出た。茂木派内の異端児小渕優子は、総理の座をつかむためには茂木派に留まることは不利と判断したのだろう。派閥を離脱すれば上川陽子の対抗馬として浮上することも可能だ。知名度が高い高市早苗も首相にノミネートされているが安倍派に入ったり出たりで旧安倍派の評判は芳しくない。

 米国では全米自動車組合(UAW)が民主党バイデンを支持すること表明した。共和党の予備選でトランプが2連勝しているので憂鬱な気分だったが、高齢で不安ではあるがバイデンが健闘すればトランプ再来の悪夢を見なくて済む。

日本の政局・米国大統領選といい全く先が読めない状況になってきた。

(文責:岩澤信千代)