24日は米国共和党予備選がサウスカロライナ州で行われる。事前予想ではトランプ61.8％、ヘイリー36.5％だそうで2期8年州知事を務めたヘイリーにとって芳しいものではない。地元で敗れれば予備選撤退の圧力が強まる。裁判を一杯抱え込んでいるトランプが勝てば認知症の疑いがあるバイデンに期待するしかない。アアメリカ国民の思考回路は本当に理解できない。

明日もう一つニュースがある、台湾の半導体製造会社TSMCが工場を稼働させる。1988年には日本の半導体シェア―は50％。今や８％である。フラッシュメモリーを東芝は世界で始めたが巨額の設備の投資負担に耐えられず、韓国の企業に特許を売ってしまった。そこからサムスンの成長は始まり、日本の半導体メーカーは全滅になった。実は東芝の開発したフラッシュメモリーはスマホになくてはならない半導体だったのである。東芝はそれに気が付かなかった。同じく通産省（今は経産省）今日本は1兆5000億円の補助を台湾の会社に投下するが、1990年頃東芝に投資していたらこんな馬鹿げた結果にならずに済んだ。「死児の齢」を考えてもしょうがない現状なのだ。

（文責：岩澤信千代）