🗓 2024年07月02日

 BSフジプライムニュースを見ていたら、津島淳が出ていた。もしやと思い、ウイキぺデイアを見たらやはり青森金木町出身の太宰治の縁者だった。それも太宰治の直系だった。太宰治の長女園子は津島雄二を婿にした。その子供が淳である。太宰は小説が売れるまで兄文治の援助を受けていた。てっきり長兄文治の子孫かと思ったが、太宰治の方だった。

 高校生の時に太宰に傾倒し、彼の小説すべてを読んだ。搾取する側の資本家出身でいつも罪に悩まされているような文章にある種の共鳴をした。しかしその生涯を見ていくと俄然納得できないことに行き当たった。玉川上水に山崎富枝と飛び込んでいわゆる心中事件を起こした。「死ぬなら一人で死ねよ。女を道連れにするな。」という結論である。余りにも女々しいではないか。一気に太宰から離れた。政治家の後を継いだ津島淳も祖父である太宰治の孫ということで色んなしがらみの中で生きているんだなと同情しながら番組を見た。

 そのあとTBSニュースに木原誠二幹事長代理が出ていたので見た。妻の殺人疑惑報道も下火になっているが本人は極めて謙虚な人物だなという印象を得た官僚上がりらしくそつがない。木原誠二の曽祖父下坂藤太郎は会津藩士下坂藤次郎の長男であり、鈴木商店(後身日商岩井)に絡んでいた。会津につながるなら木原誠二を応援しなくっちゃね。

 それとちょっとひらめいたのだが、今までも自民党幹事長が小選挙区で敗れるということがあった。次期衆院選でこれが再現するのではと思った。そう、茂木幹事長の落選だ。誰を総理にしたいかのアンケートでは1%程度だ。麻生が総裁候補として担ぎたいようだが、党内に人気がない。おそらく選挙民も茂木幹事長には失望している。政治資金規正法改正、キックバック議員の処分でも目立った動きはなかった。調べたら私が5年間勤務した群馬県桐生市の隣、栃木県足利市の出身だった。小選挙区で敗れ引責辞任した甘利明の後任だった。1度あることは2度ある。

感情の起伏が激しく、すぐ後輩議員や役人などに怒鳴り散らすことから『瞬間湯沸かし器』との異名を持っている(ウイキぺデイア)

党内外に人望がないはずだ。

(文責:岩澤信千代)