🗓 2024年07月15日

 滝口康彦氏が短編小説を書いたので有名になったのであるが、会津藩で実際に起こった事件である。藩主・正容(まさかたの寵愛を一身に受け男子をもうけていた側室のお市に暇が出されることになり、笹原家嫡男・与五郎忠一に妻として下賜するということになった。受けた方は高貴な方を妻に迎えるので逡巡したが主命ということでやむなく受け入れた。一方で藩主側では先に生まれた子供が二人続けて死亡したためお市の産んだ子供がお世継ぎになってしまった。藩主になる人の生母が家臣の妻ではまずい。

 お市は離縁させられてお城に戻り、老女として扱われた。笹原与五郎は市を愛し女の子も一人設けた。当然ながら異議を申し立てたのであるが、逆に知行召し上げ、一族に永押込め(ながのおしこめ)の沙汰が下る。

 封建時代の理不尽であるが、まかり通ってしまった。今なら裁判制度がありこんな理不尽は許されまいが、時は封建時代である。忠一の墓は会津若松市秀長寺に現存する。市はしr早くに亡くなったが忠一は60代まで苦悶の人生を送った。

 簗瀬三左衛門や高橋外記などの家老が絡んでいた。蓮舫も笹原与五郎と同じような気でいるのではないか。立憲共産党におだてられ選挙に出たものの大敗北。次の衆院選に出るのかなあ。石丸が岸田首相の衆院選広島1区に出馬したら大変面白いだろうなあ。

 

(文責:岩澤信千代)