🗓 2024年07月23日
本当にアメリカという国はわかりずらい国だ。前代未聞の大統領選になった。予備選を勝ち抜いた民主党バイデンが再選をあきらめた。間違いなくジル夫人が「あなた、もうやめなさい。」とささやいたのだろう。身近にいるジル夫人がバイデン大統領のレベルを一番身体能力を知っているはずだ。実際バイデンが立候補するなら政治献金しない圧力が相当あったが、バイデンが撤退したことにより民主党に献金が集まり始めたという。テレビコマーシャルなどで資金がないと大東慮選が戦えないとういう米国の選挙事情がある。
銃撃を受けたトランプに惨敗する姿を見たくなかったのかもしれない。再選を目指す大統領候補が途中で出馬を辞退するのは、1968年3月に民主党のリンドン・ジョンソン大統領が撤退を表明して以来、56年ぶりとなる。党大会直前の候補差し替えは前例がないそうだ。予備選を勝ち抜いた候補の差し替えは、プロセスが重視されなければならない。予備選で勝ち抜いた候補を党の一部の幹部が引きずりおろし次の候補者を決めるなどは皆が納得しないだろう。
ペロシ元下院議長は手を挙げた候補者による「開かれた候補者選び」を求めているというので、第三の候補者が現れる可能性もある。バイデンに投票するつもりでいた4000人の代議員がイリノイで開かれる党大会で誰に票を入れるか。ハリスには米国初の女性大統領の期待もある。これしかセールスポイントがないともいえる。
ハリスは大統領候補になったときの副大統領候補も取りざたされている。有力なのはグレッチェン・ウィットマー氏(52)。2019年からミシガン州知事だ。なかなかの美人だ。彼女に決まれば大統領・副大統領候補とも女性とかなりのインパクトにはなる。他に副大統領候補はたくんさん居り、層の厚さを感じさせる。日本の自民党総裁選で名前が挙がる議員などより多士済々だ。ペンシルバニア州のシャピロ知事(51)、イリノイ州知事のJ・B・プリツカー氏(59)ケンタッキー州アンディ・ビシア知事(46)その他。
(文責:岩澤信千代)