🗓 2024年07月30日

 タイトルはハリス候補の選挙資金である。米国の大統領選はまさに金権政治である。田中角栄が総理大臣になる時に20~50億円を国会議員にばらまいたと言われたが、米国の場合は代議員が本選挙で投票するので個人にばらまくことではない。例えば民主党の代議員は4000人である。大統領候補になるのにお金をばらまいていたら天文学的なものになる。大きな支出先は広告である。特にテレビコマーシャルである。誹謗中傷のコマーシャルが繰り返し流れる。だから金がないと選挙民に訴える力が弱くなる。バイデンは立候補を取りやめたが、最大の要因は大口献金者が献金の蛇口を閉めたからだ。金が止まれば選挙は戦えない。だからトランプがハリスがバイデンの選挙資金を使うのは法令違反だと騒いだのである。これはトランプに分が悪いらしい。

 バイデン・トランプなら老老対決で夢も希望もなかったが、20歳以上年下のハリスが有利なのではないか。女性・黒人初と初物尽くしが勝利するのではないか。北朝鮮がトランプ再選を望んでいるとトランプは吼えたが、北朝鮮報道官は「未練を言っている」と一蹴した。

(文責:岩澤信千代)