レビ記18章22節:「あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである。」→同性愛、同性婚に否定的な立場

エレミヤ書1章5節:「あなたがまだ生まれないさきに、あなたを聖別し～」→神は胎児もひとりの人間とみなすため、人工中絶は殺人と同じだとして、否定的な立場

すべてその解は聖書の中にあった。日本では統一教会騒ぎがあったが、米国では宗教の問題が根強くある。日本では古来より多神教国家であり、天照大神も敬いお釈迦様を敬うのに何の違和感もない。米国はプロテスタント国家であるが、モルモン教や福音派など幅広く分布している。特に福音派は成人人口の4割を占めているという。福音派は聖書に忠実であろうとする。従って人工中絶には反対である。だから政治家はその票をとるために自分の信条をあからさまにしなければならない。

同じく銃規制もそうだ。西部開拓時代、自分と自分の家族を暴漢から守らねばならない。銃は有力な武器だ。今でもわが身は自分で守るというのが根付いていて、日本のような銃等所持違反などというものはないのだ。大量虐殺が起こるたびに銃規制が進まないのはこの歴史があるからだ。日本は廃刀令などが進み武器を持つ人は暴力団や猟友会にかぎられているので安全な国として世界は評価している。

トランプは最近この福音派が喜ぶような発言が目立っている。そしてネットのコメンテーターの話を聞くと星条旗の下でこぶしを振り上げている写真を取り上げて、トランプ勝利を言っている人が多い。

（文責：岩澤信千代）