🗓 2024年11月03日

 政治ジャーナリスト青山和弘氏曰く、安倍派裏金議員6人が自民党会派入りして、過半数まで18-6=12人足りない計算だった。が無所属当選者から5人くらいが自民党に移動しそうだという。とすると7人だ。この7人が埋まれば国民民主党の玉木の言いなりにならなくて済む。7人くらいなら維新か立憲民主かあるいは他党から借りてくれば済む話だ。玉木国民党の103万の壁・トリガー条項合わせれば10兆円の財源が必要になる。弱者救済に一見沿っていそうな気がするが国民全体に借金を背負わせることになる。今なら自民党が石破首相にしたいので国民党にすり寄っているが、実際はそんなに甘いものではない。何事を決めるのに自民・公明・国民と協議しなければならない。公明党も党首が選挙に敗れ交代、辞任した前党首と新党首が72歳の同年齢だ。公明も存在感を見せなければ次の選挙も厳しい。国民民主党は今回政策実現ができなければ今回の応援を失うことになるだろう。

103万問題もトリガー条項も財源を失うことなので財務省の抵抗も相当予想される。スタンドプレーの恐ろしさがここにある。サッカーで言えばオウンゴールの危険である。自民・公明・国民は危ない船に乗ることになる。浸水しなければよいけれども。

国民民主の主張は発想を変えるきっかけになったことは間違いない。特にガソリン税はひどい。田中角栄が道路を作る財源として考えたのだが時限立法だったのが延長・延長で今日まで続いてしまった。トリガーを引くにも東北大震災の復興財源確保のため引き金を引けなかった。

(文責:岩澤信千代)