🗓 2024年12月30日
自民党が衆院の常任、特別委員会で野党との調整役を担う与党筆頭理事に閣僚経験者を並べている。(共同通信)
委員会は24あるが過半数の14は委員長を確保しているが、一丁目一番地の予算委員会の委員長は立憲民主の安住議員である。前回の衆院選で安倍派議員を中心に落選者が出て、本来ならば若手議員に経験を積ませるポストなのだが人材が払底し上川陽子など閣僚経験者がずらりと並んだ。経験値では野党の筆頭理事より何枚も上手の布陣になり、野党も腰を入れてかからないとお釈迦様の手の上の孫悟空状態だろう。
みんなの党を立ち上げた渡辺美智雄の息子はうらやましいと言っているが、103万の壁の結論によっては国民の離反も十分に考えられる。渡辺喜美は党内をまとめ切れず、みんなの党は解党した。今は国民の期待が玉木代表の不倫問題より減税期待の方が強いから、立憲民主党の支持率が上昇中である。今選挙をやれば立憲民主を抜いて野党第1党に迫る勢いだ。
ただ相手は老練な策士がいっぱいいる自民党だ。インナーと呼ばれる税金のプロ集団がいる。税収を減らしたくない財務省も手練手管を使って妨害するだろう。大鵬・巨人・卵焼きと国民は強いヒーローが好きだ。また水戸黄門のような勧善懲悪が好きだ。国民民主が腰砕けになれば、国民の人気は離散し、先祖帰りで自民党支援になるやもしれず。
米国トランプ大統領が石破首相に大統領就任式の前に会談できないか打診してきた。石破首相は1月常住に東南アジア歴訪のスケジュールがあり、24日には通常国会が始まるので後回しにするようだ。この決断が関税引き上げ、棒費負担の増加につながらなければよいがと思っている。
(文責:岩澤信千代)