🗓 2025年02月17日

会津若松には防災メールがある。「あいべあ」というのだが、火災とか大雪とか通行止めとかクマ出没とかリアルタイムで情報が流れてくる。ここのところ大雪関連情報が多いのだが、イノシシ出没の記事が連日のように送られてくる。専門家に聞くと大昔は会津にイノシシはいなかったとういう。足の短いイノシシは雪を踏み分けて山を越えて来られなかったからだという。それが地球温暖化で雪深いはずの山を越えて会津に入り込んだという。一度農家の人に連れられイノシシの被害を見に行ったことがある。見事に稲穂の実った田んぼにイノシシが通った道の跡が残されていた。近くの山では土を掘り返された跡があった。イノシシは体についた虱などを土に転がり排除するという。イノシシが通った田んぼの稲には匂いが付き米が売れなくなるという。クマは冬眠をするがイノシシはしないらしい。市街地の目撃情報が多く連日のように寄せられている。イノシシの突破力はすごい。子供など突き飛ばされるから危険だ。

 冬でも冬眠しないクマ出没や短足のイノシシに脅かせられる住民にとっては非常に迷惑なことだ。

 鳥獣被害は相当なもので国は予算をつけたりしているが、末端の役所の動きは鈍い。また獣とはいえ、殺戮にはノイローゼになる職員も多いらしい。この部署に配属されると離職する者が多いらしい。

(文責:岩澤信千代)