🗓 2025年05月24日
米を買ったことがないというバカな発言をした江藤前農相と違い、進次郎は矢継ぎ早に発信している。前に私は書いたが、放出量と入札の問題で備蓄米放出は結果を出せないということが証明された。随意契約で放出する。6月初旬には5kg2000円まで価格誘導するという。国内産が高止まりすれば、米を食わずうどんやパンにする米離れが加速する。外国産米が安くなればちょっと味が落ちるにしろそちらを食べる。その結果は国内農家の壊滅状態を招く危険性があった。自給率をかろうじて保っているのは米だ。エビやサバなど100%近くが輸入に頼っている。戦争が始まれば日本人は飢えて死ぬ。戦うことなどできやしない。弾丸やミサイルでなく飢えて死ぬしかないのが現状だ。令和の米騒動の対処は日本の最大の危機なのである。備蓄米を無制限に放出すると就任早々進次郎は言ったがもとより無制限ではありえない。すでにマックスの備蓄量は決まっている。
備蓄を空っぽにすればこの夏に気候変動が起こり不作になったら天明の大飢饉どころではなく国民は餓死するしかなくなる。そんな危険と隣り合わせがなんだよ。コメ価格高に調子に乗って増産した農家はまた値が上がると思っているだろうがそんなに甘くない。25年度の全国生産は40万トン増と作付け意向調査に出ている。肥料もガソリン代も値上がりしているから風景ががらりと変わり米価が下落すればばどん底に落ちる。「作りすぎると需給のバランスが崩れる。主食用米に偏らず、需要に応じた米作りにつながるよう農家と情報を共有したい」福島県水田畑作課)矢は放たれている。日本国内の農家崩壊の足音が近づいているかもしれないのだよ。
まあ、無能な大臣交代で発信力がある進次郎登場でどう変わるか。在庫を抱え込んだ業者が慌てて売りにだしてくるかどうかだなあ。
JAが落札したのは90%近く、入札で価格が落ちると思った農林省の考えは甘かったのだ。JAの歴史は農民からの搾取の歴史だ。今度は消費者から搾取しようとしただけの話だ。農林族の議員は役得で米をタダでもらっていた。バカな大臣はそれをバラした。副産物だな。
(文責:岩澤信千代)