🗓 2025年12月31日
第105回全国高校ラグビー2回戦(30日、慶応志木31-17鹿児島実、花園Ⅱ)初出場の慶応志木(埼玉第2)が鹿児島実に勝利し、来年1月1日の3回戦に進出した。初出場校の花園2勝は、2003年度大会の樹徳(群馬)以来22年ぶり。主将のCTB浅野優心(3年)が3トライを挙げる活躍を見せた。(サンケイスポーツ)
今年最後の文章が慶応志木高で終わるとは予想もしなかった。早稲田実業は東福岡に負けた。従って早慶対決はなくなった。
日経新聞で紹介されていたが、社会に多大な貢献をしてきた著名人が2025年この世を去った。長嶋茂雄・仲代達也などである。会津でも郷土史に足跡を遺した方たちが天国に召された。古文書解読など私も個人的にお世話になった。山口鹿三の筆跡に触れるチャンス(会津高校100年記念誌)をくれた方もいる。研究家に発表の機会を与えてくれた歴史春秋社の阿部隆一社長も鬼籍に入られた。
会津に関する郷土史・書籍は全国的に群を抜いている。会津藩が戊辰戦争という特異・稀な道を辿ったからである。会津に観光に行きたいと多くの人が思うのは磐梯山を含む磐梯朝日国立公園の景勝もさることながら、幕末の悲劇的な歴史を色濃く残すからである。伊達政宗もいたし上杉謙信の後継者景勝も領主だったし、利休7哲の蒲生氏郷も領主を務めた。豊臣秀吉も小田原城攻めの後、会津興徳寺にはいり「奥州仕置」を行い伊達政宗を会津から追い出した。
現在の会津人はこの景勝と血を流した会津藩士の義のおかげで恩恵を受け、全国どこへ行っても郷土を自慢できるものを備えているのだ。磐梯山のような名山や歴史の中に浮かび上がってこない市町村は全国にいくらでもある。横綱や総理大臣で会津出身者はいないが、歴史と景勝ではトップクラスのふるさとである。
新島八重や中野竹子、山川捨松・西郷千恵子のようなヒロインを輩出したのが会津である。新島八重を慕う人々が毎年6月14日大龍寺に集う。京都・九州からも参加される。交通費・宿泊費・飲食代は膨大だ。今年若松駅前の東横インには関係者12名の方が宿泊された。ということは会津の経済に少なからぬ貢献もして頂いているということだ。
私ならこんなに遠くまで毎年行かないと思うけど。同志社愛のなせる技か。
年末につき今年の顕彰祭・懇親会に多大な出費をされて参加された方々のご芳名を記する。(無断掲載お許しください)
京都:吉海直人、小崎弘道、角田政衛 東京:奥田重彦、野村紀子 千葉:寄留博樹 相馬市;荒慶一 棚倉町:石井良夫 平田村:太田一夫妻(敬称略)
(文責:岩澤信千代)
