🗓 2021年02月16日

森喜朗前組織委会長は老骨に鞭うって無報酬で国家に貢献するためにオリパ会長を引き受けたのは偉いと以前に書いた。
 週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号によるとこれには裏があった。自身の政治資金管理団体「春風会」は2017年までに多額の資金を集めていたらしい。中でも2016年にはザ・プリンスパークタワー東京で行われた忘年会で一度に4902万円のパーティー券収入を得たそうである。その集めた資金で2014年から17年まで間、自分の出身派閥である清和政策研究会へ計1300万の献金をしていたという。
 オリパは大きな利権が動くと言われていたが、まさにパーティー券の購入により個人の所得とは別に資金を集めていたのである。この多額の献金により出身派閥に影響力を残してきたのだ。オリパ施設の納入をしている出身地元・石川県の企業などがパーティー券を購入していたようだ。
 これは、即贈収賄などの犯罪にあたるとは当然言えないが、こんな裏があったのだ。
 しかし、いろんなことが明るみに出てくるものだ。

(文責:岩澤信千代)