🗓 2023年03月18日
台湾の総統の任期は2年である。蔡英文総統現在2期目で退任である。台湾政治は国民党と民進党が交互に政権を担ってきた歴史がある。しかし今後は「一つの中国」を狙っている習近平率いる中国が不穏な動きを増している最中である。地方選では蔡英文率いる民進党が大敗し、与党の地盤沈下は顕著である
中国国民党の蒋介石の曽孫である蔣万安氏が北京市長である。毛並みの良さに加え首都の台北市長である。台北市長を経験して総統になった人は多い。野党である国民党は中国と統一を望んでいると言われる。日米が統一反対と言っても台湾国民がそれを望んでしまえば大義を失う。
ちなみに後任の与党候補は頼清徳(らい・せいとく)副総統(63)以外の届け出はなく、頼氏の公認が事実上決まっている。医者で独立志向が強いという。なかなか男前の候補である。
隣国の選挙ながら気になるところである。トルコのエルドアン大統領、ロシアのプーチン大統領、アメリカの大統領選挙と民主主義の洗礼は続く。
(文責:岩澤信千代)