WBCの準決勝メキシコ戦のサヨナラ勝利の映像の直前岸田首相のウクライナ訪問が速報で流れた。官邸がタイミングを合わせたのかどうかは不明であるが高視聴率の恩恵を受けたのかどうか。

今日の日経朝刊は「首相ウクライナ訪問」「プーチン氏、中国案評価」「日本WBC決勝へ」がほぼ並列である。日本は法律上武器弾薬は供与できない。復興を応援しますということである。震災国日本は復興のノウハウの蓄積はかなりあるので力になれるだろう。

一方で中ロ会談はどうも中国のロシア寄りが目立つ。ロシアの本心は占領した地域の領土化だろう。ウクライナはクリミア半島を含めた旧領土の復帰である。結局、領土の切り取りの話だから和平案はものすごく難しい。

結論的に中ロ会談と岸田首相のウクライナ訪問は軽重からすると習近平・プーチン会談に負けたということか。

（文責：岩澤信千代）