🗓 2024年07月15日

 トランプが狙撃された。アメリカの暗殺の歴史はリンカーンから始まったが、ジョン・F・ケネデイとロバート・ケネデイなど暗殺されるのは民主党が多いのだが、今回は共和党だった。日本では血盟団事件を思い出させるような安倍晋三暗殺事件も最近あったが、他人の言論封じのために殺人を行うという前近代的な所業が行われるのは残念だ。単独犯と血盟団事件は集団犯罪であることで異なるが、今回のトランプ暗殺未遂事件は単独犯の可能性が高い。

 不幸を逆手にとってトランプは同情票を集めるのだろうか?共和党レーガンの時は20%も支持率が上がったという。トランプは狙撃後こぶしを振り上げ強い大統領を演出した。大統領選挙迄、後3か月だ。単純に考えるとトランプ有利になってしまいそうな勢いだ。共和党は一枚岩になるやも知らず。選挙人538人の内270議席を勝てば勝利だが、その前に民主党ではバイデンおろしが渦巻いている。トランプ支持一辺倒になりそうな場面で民主党が大統領選を候補を他の人に替えることは難しくなった。

 今回の狙撃事件で解説者によると麻生・茂木が俄然有利になったという。根拠はこの前麻生はトランプタワーにトランプ候補を訪ねた。茂木は大臣の時に何度もトランプと日米交渉をしており、トランプの評価が高いという。

 EUのウクライナ支援は着々とトランプ復帰を想定して援助を継続しようとしているが、これも不確定要素が増えている。

(文責:岩澤信千代)