🗓 2024年10月01日

大体、史上最年少の市長が誕生とか若い世代の躍進が話題になるのが普通である。福岡県大川市で逆の現象が起こった。77歳の新人が47才の現職を破ったのである。市長選の論点ははっきりしていた。市が進める総事業費約89億円の産業・観光振興拠点「大川の駅」(仮称)が争点で、新顔候補は反対派だった。人口3万1千人の市で89億円の事業費では釣りがあわない。

正論が無謀な事業計画に異を唱えたのだ。但し、2027年度末の開業を目指し、予定地では軟弱地盤対策工事が始まっているという。これを白紙に戻すということは力仕事になるが新市長に頑張ってもらう必要がある。契約の見直しに伴う違約金の処理とか大変だろうなあ。

(文責:岩澤信千代)