🗓 2025年03月07日

[ワシントン 6日 ロイター] – トランプ米大統領は6日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が自国の国防費を十分に支払わなければ、米国は防衛しないと述べた。
ホワイトハウスで記者団に「常識だろう。彼らが支払わないなら、私は彼らを守るつもりはない」と語った。
またショッキングな発言だ。石破茂にとっても驚いているだろう。米国の防衛費GDP3%の要求があるときはどうすると聞かれ「日本のことは日本が決める。」と啖呵を切ったがトランプには通用しないぞ。
この発言は「日本が防衛費を増やさないと日米安保条約に基づいた、共同防衛などしないぞ」といつ言ってくるかわからないというのと同じだ。
 防衛費というのは飛行機にしろミサイルにしろ作っているのは大半がアメリカの防衛産業だ。防衛費増強はアメリカの防衛産業に注文を持ってくることだ。リトアニアの大使が言っていたがリトアニアも国家予算のかなりの部分を防衛費に回しているが、国家予算それ自体が小さい。ミサイル1発を買うにも限界がある。防衛予算を増やすために社会保障費を極限まで削らないといけない国も出てくる。
トランプは危険だと私は感じている。極論を言ってデイールに持ち込むのが彼の手法らしいが、合成麻薬取締の取り組みはカナダ・メキシコで効果を示しているようだが1か月関税延長がいつまで続くのだろうか。欧州が一致団結してウクライナ支援に結束しているのを見て
防波堤を築いているのか。真意はわからないが、欧州が団結しても米国の国力にはかなわない。
(文責:岩澤信千代)