🗓 2025年03月07日
防災集団移転促進事業といううのがあるらしい。読売新聞オンラインで宮城県石巻の「佐須団地」の話が出ていた。23世帯が移転希望していたものの2012着工、17年に完成して移転したのはたった2世帯だけという。移転希望者の内、工期が長くて他の場所に土地を見つけたり、高齢で再建自体をあきらめた人もいるという。
読売新聞が調査したところ、岩手、宮城、福島で調べたところ7686戸が造成されたという。総事業費は2825億円だという。1戸当たりの事業費は3675万円。一戸当たり6億3532万の造成費をかけたところもあるらしい。佐須団地は1戸当たり1億8千万だそうだ。それで入居者は2名。「巨額を投じ、限界集落を作ったもの」である。
住民のニーズを良く汲み上げないで早急に災害復興を進めたことの後遺症である。ここでも牧伸二が登場。「やんになっちゃうよ。」
(文責:岩澤信千代)