🗓 2025年11月20日

西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ「会津高原殺人事件」を見た。会津を舞台にしたサスペンスドラマが結構あるんだなと思う。でも映像に出る場所は新鮮味も生活感もないなあ。

一昨日鶴ヶ城会館に行った。バスに乗った観光客で一杯だ。会津は観光地として外国人にも人気があるようだ。今日行ってきたら駐車場はがらんとしていた。鶴ヶ城は戊辰戦争時1か月間持ちこたえた。籠城した人数は5000人という。玄米のおにぎりを食べた。熱くておにぎりにすることも大儀だった。

開城した時の武器の一覧表があるが相当数の武器が残っていた。米沢や仙台に援軍を求めたが、錦の御旗を掲げた総督府を名乗る西軍に次々と各藩は会津藩攻略軍に組み込まれていった。

米沢に援軍の依頼に行った会津藩家臣が、命令を遂行できず自刃した記録があり、米沢市の有志が今でも供養しているらしい。会津の団体に対しあるルートを通じて接触を図っているようだが、会津側としてはその家臣は犬死も同然で名前もほとんど知られていないので、米沢の有志と交流を試みようとする団体も見当たらない。

八重顕彰会との関連を見つけようにも、八重家族が米沢の内藤新一郎宅にいたという史実はあるようだが、援軍の使者に指名されたその会津藩士との接点はない。彼が切腹した後、鶴ヶ城開城後に八重家族は米沢に行ったからである。米沢藩士の小森沢が山本覚馬に砲術を学んだ事実はあるが、直接その藩士とは関連性を見つけるのは難しい。

(文責:岩澤信千代)