🗓 2025年11月19日
私が地元の猟友会を訪ねて仕入れた情報とはだいぶ違う。その情報とは若い人で狩猟免許を取る人が増えていて、資格者は減少していない。ただし解体などを嫌がるので実際には狩猟に出ていないというものだった。
しかし、テレビを見ていてそれは違うことを知った。宮城県の例が出ていたが狩猟免許の所持者は最大期と比較して2割だという。これではハンターが言ってたように「クマより猟友会の方が絶滅危惧種だ」が首肯される。
ドングリの豊作・不作は一年ごとに繰り返される。不作の時に人里に降りてきて柿を食べたりした親熊が子供たちにそれを伝えていくので拡散が止まらないという。アメリカの例が映し出されたが、犬や電気柵を使い人里に降りてこないようにゾーニングをしているようだ。また猟友会任せにしないで公務員ハンターも相当数いるようだ。日本の猟友会は高齢化しており、その役目が果たせなくなっているようだ。出動時の時給が1000円とか過酷な環境に置かれているのをアブ出され始めた。これでは銃弾を買うにも採算が合わない。政府は今急いで地方に予算をつけ弥縫策を展開しているが、根本的な解決策にはなっていない。
ジビエ料理の人気は高いようだが、食肉に解体する場所と人数が限られており容易に増やすことはできない。早めに血抜きをしないと食用に適さないらしい。
会津地方には西会津町に解体工場があるだけだという。処理能力も低いし運搬に時間がかかる。札幌勤務の時は地下に食堂がありシカのステーキ肉をよく食べた。牛肉よりあっさりしていて美味であった。クマの肉も大内村や宮城県栗原町で食べたが、おいしいとは思わなかった。それに加え福島県内で捕獲されたジビエは厳格な放射能検査があり、市場にも出せないと聞く。経済合理性に基づいたクマ対策をしないと布団やベッドにクマが寝そべっている最悪の状態になるぞ。
(文責:岩澤信千代)
