🗓 2025年11月22日

集荷・卸売業者は急いで農家から高い値段で、仕入れたのだが倉庫に新米がうずたかく積まれている映像を見た1200tあるという。消費者は新米を敬遠して備蓄米・外国産米を買う。もう半年もすれば新米も古米になり下がる。赤字覚悟で売り急がないと損失が大きくなる。年明け5kg4000円で落ち着くと言っているが、まだ卸売業者は利益幅が少なくなるだけで、ある程度の利益を確保できる値段だ。今後損切覚悟の投げ売りがでてくるかもしれない。卸売業者の墓場が出てくるやもしれない。新しい農相は市場に任せると嘯いているがスタンドプレーにしか映らない。コメ券とは何者ぞ。進次郎農相とは真逆のことを言ってるように映る。

 今のところ消費者は沈黙しているが、反発が強くなれば2980円のカルロ―スを買う。その時は国産米離れは極限になり、日本農政は全く霧の中に入る。江戸時代には米問屋の打ちこわしとか暴力に訴える米騒動が頻発したが、今の消費者は不買という意思表示で行動を起こすだろう。冷温で保存する技術が発達した今、新米でなくても古米でも味はそう変わらない。高値で仕入れたスーパーの投げうり合戦の足音が聞こえている。卸売業者の倒産が続出するのではないか。

(文責:岩澤信千代)