🗓 2021年02月10日

12日頃、オリパ組織委員会で理事会・評議員会が合同で会合を開くという。当然議題は森会長の女性差別発言である。諸外国からも批判がとどまらずボランテイアの辞退も続出である。
 大事な時に「サメの脳みそ」が火を噴いてしまった。評議員の中には日本サッカー協会の川渕三郎元会長も名を連ねている。理事には競技者、民間企業関係者、都議会議員、国会議員など多様な人物が集まっている。良識的な結論を出ることを期待する。
 首相には直接組織委員会会長を罷免する権限はないが、国民の税金をたくさん使うわけだから、政府の意向を理事や評議員に反映することは可能である。定款によると過半数で会長を辞めさせることができる。
 森会長の妻や娘や孫娘が老体の失言をきつく叱った。強力な援護射撃であり会長の身の保全に寄与すると思われた。が、しかし世界の論調は厳しくボランテイアの辞退も相次ぐ。
 森会長が辞任となれば後任会長は「救世主」になるか「火だるま」になるかである。いずれにしても合同会議の結論が、国民の納得するものであってほしい。

(文責:岩澤信千代)