🗓 2021年02月14日

今日の日経新聞を読んでいたら北朝鮮の窮状が目に入ってきた。電力不足で炭鉱の生産ができないという。石炭は重要な外貨獲得手段である。わずか1か月で経済の担当部長を更迭した。米国でバイデン大統領が誕生し金正恩総書記は制裁解除の見通しを立てられなくなった。国民生活が窮乏のどん底にあっても核の増強や新型兵器開発は聖域とし停止しないという。
 一方でミャンマーは医療従事者から始まり公務員までもが職場放棄しデモに参加しているという。税収も確保できず軍の資金も枯渇する状態にもなりかねないという。タイなどでも頻発している軍のクーデターがミャンマーで失敗するという歴史的な結果を生むかもしれない。民衆の力で軍から「権力」を奪取出来たら素晴らしいことだ。もとより軍人も国民の中から生まれている。デモに参加する肉親に向かい銃を発砲するなど非人間的なのだ。そこを軍の指導者は理解すべきで己の既得権のみを守ろうとするのは理にかなっていない。
 デモの群衆は香港のデモを見習い、指を3本立てているという。
こう考えると日本に生まれたことは幸せなことだと感じる。それと同時に何事のこともできない自分を恥じるのみである。

(文責:岩澤信千代)