🗓 2021年03月01日

前の原稿でニュースを見た女房が接待疑惑の当事者山田広報官が六割給与を返上しても、同額くらいはもらえそうだと釈然としない言葉を発したこと書いた。それが一般的な市民感情だろう。
 今日、山田広報官が辞任を申し入れたという。テレビ中継で就任間もない夫が国会答弁に立たされていた。良く事情も飲め込めない夫が、部下が書いた想定問題集の答えを見ながら答えていた姿は滑稽さを超え、憐憫れんびんの情を禁じえなかった。
 菅首相が自分の息子が絡んでいて山田広報官を罷免させることができなかった「優柔不断」さは国民の目の中に残るが、山田氏自ら進退を申し入れたのは評価できる。
「女性で初めて、国会答弁の苦境から夫を救った」という新しい称号が加わった。

(文責:岩澤信千代)