大相撲春場所は二横綱が休場し、またもや味気ない場所になった。鶴竜引退は河井克行・案里元代議士の様に後味が悪い。働かず高給をむさぼる図式が一致する。河井克行辞職は自民党から配られた1億5千万の資金の行方の解明も困難になった。

その中で今場所は照ノ富士の健闘が目立つ。大関になった元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰を果たした史上初の力士である。普通の人ならなら、これまで地位が下がったら腐って練習もせず、酒でも飲んで不貞腐れるだろう。ところが、モンゴル出身の照の富士は不屈の精神で、身体を鍛え直し、好成績を残しつつある。

ただただ見習うべきものが多い。2020東京オリパ開催に否定的な国民もまだ多いが、アスリートの努力と結果は、国民に多くの感動を与えるものだと肝に銘じなければならないだろう。

（文責：岩澤信千代）