🗓 2021年10月19日

70という数字は菅首相が変わらないまま衆院選挙に突入したら、自民党が減らすだろうと言われた議席数である。

さて岸田総理の元での選挙はどうなるか?私は、30~50議席は減らすだろうとみている。

何故か。岸田首相に総論はありても各論がないからである。18歳までの子供には一律10万円補助金を出すと明言している政党もあるが、自民党政府に具体的な数値目標や範囲が出てきてはいない。敵基地攻撃はどうするか安保上の作戦も見えてこない。

人の話を聞くということでは、会議ありで何も決めることができない野合の集団に陥りかねない。

それに今度の選挙では野党共闘が予想より進んだ。よく共産党と組んだものだ。アレルギーが強いはずの政党がよくぞここまで共産党と足並みを揃えたものだ。

国民を欺くような自民党内の権力闘争による疑似政権交代のからくりは多くの国民がわかってきた。

岸田総理は、私と同じ早稲田大学法学部出身で応援したいのはやまやまではあるが、いまいち頼りない。どうしてもハンカチ王子の斎藤投手とダブってしまうのである。球速をあげようと努力したあまり、肩・肘を壊してしまいライバルのマーちゃんと比べると不遇の時代を球界で過ごした。6大学でも多大な実績を残したが、甲子園で優勝した時(早稲田実業)がハンカチ王子は一番輝いていた。岸田氏も自民党総裁選の時だけが輝いていたと言われないようにして欲しいと切に祈る。

ハンカチ王子と小泉進次郎が涙もろいのが気になる。いずれも、どちらかというと敗者の涙であるからだ。今のところ、小泉進次郎はボキャブラリーの使い方は賞賛できるとしても政治家にとって一番重要なのは国家ビジョンである。彼にその姿を見つけ出すことは困難だ。

(文責:岩澤信千代)