🗓 2022年04月18日
年波のせいか夜中の三時に目が覚めた。中途半端な時間なのでNHKを見た。大好きなヨーロッパ諸国(地中海)の映像が流れていたので、それを見ていた。世界には美しい景色があるもんだ。よくあのような崖の上に白亜の建物が並んでいるなといつも感心しながら見ている。
今我々が日々多く目にする映像は破壊しつくされたウクライナの都市の瓦礫の山である。あの映像の美しい建物の中で皆人々が生活しているのに一方で住居を奪われて避難しなければならない人々がいる。
事務所でぼんやり本を読んでいた。コーヒーが出来上がったので飲もうとしたところへ馴染みの新聞配達の叔父さんが来た。「コーヒーが出来たばかりだから飲んで行かない?」と声をかけた。吹雪の時も嵐の時も毎朝新聞を届けてくださることに常に敬意を持っている。大事な社会インフラの一翼を担っている方々である。
「家みたいにお茶を出してくれるところ会津盆地で他にある?」『それがあるんですよ。』聞いてうれしくなった。朝早く起きて社会の為に貢献している人にやさしくする人がいるのだと。よく聞くと老夫婦で飼い犬と一緒に住んでいるという。配達人がまず犬に気にいられたそうで、しばらく何も出なかったが今では、ほぼ毎日のようにコーヒーを出してくれるという。共助は皆ができる。
話は変わるがギリシャ文字のαから始まった新型コロナウイルスの名称が、オミクロンでとまった。今ではBA1とかBA2とかXEとかドリンク剤か整髪料と間違えるような名称になった。このままではオメガまでいってしまうのではないか、ギリシャ文字が終わったその後はどういう名前を付けるのかとつまらぬ心配をしていた私には「あれ?」と言う感じだった。WHOはVOC(懸念される変異型)と言っているらしい。ベータ型・ガンマ型・アルファ型は「かって流行したVOC」に分類されるという。今やVOCはオミクロン型とベータ型のみとなっている。
今のオミクロン変異型は感染率は高いが重症化率は低い。世界各国でも対応が柔軟になっている。文芸春秋誌上では7月にはマスク着用をやめようという専門家の投稿も出てきた。
ただ依然として中国上海の過剰なロックダウン、会津若松市でも連日50名ほどの感染者数が発表されている。先週には予約していた居酒屋に当日に入店を断られた。「濃厚感染者になってしまい、店を開けられない。」と連絡があり驚いたところである。
持病がある私はワクチンを受けていない。3回目のワクチンに入っているが、3回受けた女房には「4回、5回と続くよ。俺には回数を数える必要がない。」と嘯いているが、もし自分が感染すれば他人に迷惑がかかる。
いずれインフルエンザ並みに感染レベル2が変わるだろうと思っている私はマスク着用・飛沫感染に注意を払うのが最善策だと思っている。6月には顕彰祭。京都八重墓参りツアーとイベントを控えている私は感染するわけにはいかないのだ。
今月末には墓参りの為会員が東京から会津に来る。電話・メールで頻繁にやり取りしていると、長い間会ってない恋人と久しぶりに再会できるような気分になってくる。学部は違いこそすれ大学同窓の同級生で電話で話して偶然性に驚いた。経歴を聞くと父親は東大教授で本人は生粋のキャリアウーマンである。優が9つしかない私は彼女が勤めていた一流会社の就職試験を受けても1次試験で落第したはずだ。
5月3日には昨年お世話になった斗南会津会の山本会長にもお会いして食事をする。毎年4日に開催される松平家花祭りに出席するために来若される。山本会長の曽祖父は会津藩家老内藤信節であり、「この指とまれ」で声を掛けたら、内藤家の菩提寺である住職や先祖が内藤家に嫁いだ方など9名の方が懇親会に参加することになっている。
(文責:岩澤信千代)