🗓 2022年07月25日

安倍元首相が狙撃され時間がたつにつれ、政治家と旧統一教会の癒着ぶりが明るみに出てきた。

何と安倍派の議員のうち35名ほどが旧統一教会と関連性があるという。極めつけは安倍首相と同郷の元新聞記者出身の参院議員だろう。多くの証拠の映像写真がテレビを通じて国民の前にあぶりだされた。それに旧統一教会が名称変化するときの認可大臣が下村博文で安倍派の副会長だった。またしてもグレーゾーンに登場だ。同学の早稲田出身なのであわよくば総理大臣へと期待しているのだが、悪い局面でいつも登場する。新喜劇なら拍手喝采だろうがダーテイな部分での登場だから国民の顰蹙を買う。前川文科事務次官が文化庁の時に名称変更を受理しなかったのに18年たった下村文科相の時に受理している。慣例を踏襲する役所では異例のことだそうだ。政治の力学や忖度があったと疑われてもやむを得ない。

また山口の参院議員が特定の宗教団体の応援を受けたことにより、前回選挙と比べ獲得投票者数の大変化が起きていたことにも驚かされる。

加害者の母親が宗教に深入りし多額の献金を行い、家庭破綻をもたらした。それを苦にして犯人の兄は自ら命を絶った。犯人自身も自殺未遂をして兄弟の苦境を救おうとした。

安倍首相のビデオメッセージを見て教団トップ暗殺から安倍元首相にターゲットを変えたといううが、のちの安倍派の癒着報道を見ると当たらずとも遠からずであったわけである。

さて、安倍派の約100人の内三分の一が旧統一教会に絡んでいるとなると後継者選びが混沌としてくることになる。安倍元首相の国葬が終わるまで集団指導体制だという。派閥の長になる条件の身体検査は旧統一教会との癒着ぶりも検査項目になるだろう。癒着グループには安倍元首相の寵児であった元防衛大臣の名前なども上がっている。反共主義の右寄りの議員はおそらく深くかかわっていたのだろう。マスコミによって宗教団体の霊感商法が明るみ出ることにより、国民が安易な入信をすることないようになれば、加害者の犯罪も決して国民にとって無駄ではなかったことになる。

今、鑑定留置の処置がとられているが、「気違いが犯した単独犯罪」だ結論が出れば、うやむやになってしまうことが気がかりである。日本人の国民性は「熱しやすく冷めやすい。」という。

(文責:岩澤信千代)