今日で大相撲春場所は、千秋楽を迎える。楽しみにしていた翠富士・若元春の優勝は昨日ついえた。小結大栄翔が今日、本割の直接対決で3敗霧馬山を破れば優勝が決まる。静岡県修身の力士の優勝は幻と消えた。それにしても初日からの10連勝はすごい。若隆景は序盤が弱いのでお手本にしてもらいたいものだ。

今日の日経新聞に「亡き恩人へ思い胸に」の1文があった。大栄翔が所属する追手風部屋が宿舎として使っている大阪堺市の百舌鳥八幡宮の宮司が昨年１２月に亡くなった。工藤宮司は大栄翔のことを本名の「高西くん」と呼んで可愛がってくれたらしい。親方は大栄翔の宮司に対する強い想いが後押ししているのでは推測している。自分の為にだけではなく他人のことを想えるアスリートは強い。

WBCで大谷は言った。「応援の力が弱い。もっと強く応援して」とファンは苦笑したが決勝まで精一杯応援した。

どの選手も言う「国民の盛大なる応援があったからこそ優勝できた。」

一方、岸田内閣に喝采を送る国民は５０％そこそこだ。国会答弁はそつがないが面白みに欠ける。高市大臣の更迭もしない。不良大臣の更迭にも手間取った。勝ち負けがはっきりするスポーツと違い政治の世界は魑魅魍魎に尽きる。

（文責：岩澤信千代）